「目的を整理してみる」【営業マインド編④】Column
2020.11.12

本日のテーマは、「目的を整理してみる」についてです。
前回のお話「変化を怖がらない」では、今のやり方で、いつまでもうまくいくとは
限りません。それは、時代が大きく変革しているからです。
私たちは営業ですので、売上や販売の成績が今月や来月だけグンっと上がる、
といった短期的な成果ではなく、継続的な成果を出し続けて、会社を存続させていく
といった使命があります。
そんな中、私たちが生き残っていくためには、私たち自身も革新していくことが大切です。
では、私たちは何を革新するのかというと、
セールス行動やセールスプロセスを革新しましょう、
という話をしました。
それでは本日のテーマは、
「目的を整理してみる」についてです。
日々行っている営業活動の中で、私たちは目的を明確にしていますか?
たとえば、テレアポを行う場合、その時思っていることは
「アポを取ること」かもしれません。
そして、
テレアポをしている時、「商品/サービスの良さを説明しよう」とする営業がいます。
もちろんうまくいきません。
アポも取れないし、商品の良さだって伝わりません。
私たちが、営業活動をする上での「本当の目的」は何ですか?
・電話のコールを1日100件すること
・訪問を1日20件すること
・ゴリゴリと夜遅くまで活動すること
確かに・・・コレ、私たちも行ったことってありますよね。
しかし、今挙げたこれらのことは、「目的」なのでしょうか?
みなさん、お気づきかも知れませんが、
これは、目的を達成するための「手段」であって、「目的」ではありません。
では、私たち営業の本当の目的は何でしょうか?
私たちの本当の目的は、 営業活動を通じて 「会社の利益を最大化する」こと
なのです。
もっと言うと、会社の利益を最大化するには、私たちがお客様から選ばれ続ける
必要がある訳です。
そのために、
・電話のコールを1日100件して、お客様との接触数を増やす
・訪問を1日20件して、お客様のニーズを伺う
という行動が生まれるのです。
ちょっと伺いますが、皆さんは、行きつけのお店がありますか?
『ある』という方が多いと思います。では、なぜ、そのお店に行くのでしょうか?
それは、
自分にとっての「満足」を提供された結果、私たちは、そのお店のファンになって
いるからです。
でも、その満足が無くなってしまったら、今までどおり、通いますか?
通いませんよね。
つまり、
満足を提供し、お客様に自社のファンで居続けていただく。
↓
ファンで居続けていただくことによって、企業は収益を上げて存続することができます。
↓
そして、
お客様から頂いた利益をもとに、さらに満足を提供し続けて、新たなお客様を獲得する
ことで利益が増えて、
↓
再投資ができます。
この循環を回していくのが企業活動で、回していくからこそ、
「会社の利益を最大化する」 という目的が達成できます。
そして、
その利益を生み出す先頭にいる存在が、私たち営業なのです。
私たちの会社が存続するためには、私たちのお客様がその先のお客様から選ばれ続けて、
お客様が存続するからこそ、私たちに仕事が回ってきます。
ですから、
本当の目的を明確にすることで、私たちが行っている営業活動の仕方も変わってきます。
今日は、このことを意識した上で、日々の営業活動に取り組んでいきましょう。
今日のテーマは、
「目的を整理してみる」についてでした。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。