【第3回】採用マーケティングとは【採用マーケティングブログ】Column

2020.06.02

新しい採用手法として注目されています。

最近よく耳にする採用マーケティングという言葉。昨年あたりから、大中小企業問わず、採用マーケティングで大きな成果を得た!といったような記事が日経新聞など多くのメディアで取り上げられています。一方で、採用はマーケティングだ!といった記事の多くは、具体的にどのようなマーケティング手法が用いられているのか説明がないように思えます。そこで、採用マーケティングとは、また採用マーケティングの活用手法を今回はご紹介いたします。

採用マーケティングとは

採用マーケティングとは、マーケティングの概念を採用活動に取り入れる考え方のことで、
少子高齢化が進み、労働市場が縮小している中、新しい採用手法として注目
されています。

ITの発展に伴い、データやテクノロジーを活用することで、
現状の採用プロセスの全体像や課題、候補者の特徴やニーズを可視化することが可能になりました。
そこで浮彫りになった課題に対し、必要なマーケティング施策打つことで、採用活動を効率化させる。
これが採用マーケティングです。

採用マーケティングでは、
エージェントや媒体など従来の「外部委託型」の採用活動だけではなく、
マーケティング思考を取り入れて、採用の根本的な部分から見直し、
さらにマーケティング手法を取り入れた「内部運用型」の採用活動を取り入れることで、
「有効応募数の増加」、「選考辞退率の低下」、「離職率の低下」、「採用コストの削減」
と採用活動を歩留まり改善や効率化が狙えます。

では、具体的にどのようなマーケティング手法が採用活動に活かせるのでしょうか。

採用活動に応用できるマーケティング手法

今、流行しているオウンドメディアリクルーティング「内部運用型の採用」を例に、
どのようなマーケティング手法を取り入れることができるかいくつかご紹介します。

①採用活動におけるカスタマージャーニー

候補者の入社までの採用ステージは「潜在期(認知)」「検討初期(情報収集)」「検討中期(応募)」「検討後期(選定)」「入社」に分類できます。
各ステージごとの5W3Hを考え、候補者がどのようなステップで入社までに至るかを整理します。

②候補者のペルソナ作成

ペルソナとは、サービスの対象となるユーザーを実在する人物のように詳細に設定をするマーケティング手法で、これを採用に応用します。
採用したい人はどのような人なのかを整理し、現状の課題や現場社員を参考に描いていきます。
採用活動でよく耳にする、いわゆる求める人物像の設定、または要件定義です。
ここで大事なのは理想だけを描かないことです。候補者に求める項目に優先順位を付け、妥協できるポイントを見つけてください。
ターゲットをコアターゲット、メインターゲット、サブターゲットと3パターンほどに分けると整理しやすいです。

③自社メディアの分析

自社のサイトで一番見られているページは何か、見られていないページは何か
どこからサイトに訪れたのか、サイトを閲覧している時間帯や曜日など、
分析ツールを用いて徹底的に分析します。

また、流入経路や閲覧コンテンツなど
作成したペルソナとカスタマージャーニーに沿っているかを検証します。

④自社メディアの強化

分析とペルソナとカスタマージャーニーから見えてきた課題や、
追加で必要なコンテンツを作成します。
候補者が働きたくなる、応募したくなるようなサイト構成にします。
また、後述するMAツールを活用するとより何が必要かが見えてきます。

⑤採用向け広告による集客

カスタマージャーニーの集客部分でマーケティング手法を用います。
SEO対策による自然流入、特定の業種や大学などに向けたDSP広告など
候補者に認知してもらうための施策がマーケティングにはたくさんあります。
現状の課題とすり合わせて、最適な手法を用います。

⑥MAツールの活用

自社メディアに訪れた候補者が今すぐ転職/就職したいとは限りません。
いかに候補者をナーチャリングし、中長期的に応募してもらうために認知し続けてもらうかが必要です。
MAツールを用いることで、訪問者の情報を集約・整理できるようになります。
就職/転職検討者一人ひとりへ必要となる情報を発信し関係性を高める仕組み作りが可能です。
(コンテンツ出し分け、メール配信仕分けなど)
また、SNSを活用し、その効果測定も可能です
意欲が高い入社検討者を発見しアプローチを継続することができます。

ビズブーストでは、長年にわたり培ったマーケティング手法を活かして、
お客様に沿った最適な採用マーケティングをお手伝いさせていただいております。

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